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インデペンデンス・デイ:リサージェンス
B級映画ながら根強い人気がある前作インデペンデンス・デイの20年ぶりの続編。
続編嫌いの破壊王エメリッヒがとうとう続編に手を付けざるを得なかったと言う凋落を予感させる企画であり、評判も散々。
期待しないで怖いもの見たさ観に行って来ました。
良かったところ
巨大宇宙船の攻撃まではテンポが良く、映像も迫力がある
まあ正直画面がゴチャゴチャしてて何が何だか分からないシーンも多かったんですけど、この辺りまでは意外に良作じゃないか?と思って観ていられました。
女王の暴れぶり
自ら前線に赴いて蛮勇を振るう脳筋さはいかがなものかと思いますが、あのデザインと縦横無尽に暴れまわる様は完全に怪獣映画の趣でしたね。
わざわざ子どもたちの乗っているバスを追いかけ回して見せ場を作ってくれるサービス精神も持ち合わせています。
ダメなところ
雑な作戦
よく分からないうちに「女王倒そうぜ!」みたいな雑なプランが立てられて、難なく敵陣に潜入。
誰も作戦の成功を疑っていないかのように軽口を交わしながら遂行。
あげく敵陣で小便を撒き散らす。
こんなに危機感がなく、雑で行き当たりばったりな敵陣潜入シーンは初めて観ました。
メルトダウンしていた球体を素手で触ったり核が万能兵器だったり
核と言う割とセンシティブなところに無邪気にブッコんでいきますね。
ダークナイト・ライジングみたいにうるさい人に怒られても知りませんよ。
コアまで達してないから大丈夫理論
モリモリ地球掘られてましたけど…。
と言うかあそこまで掘り進んでおいて女王やられたらスゴスゴ帰っちゃうんだ?
子どもたちのロードムービーパートの浮きっぷり
別に個々のシーンは悪くないんですけど、このキッズパートが必要だったかと言われると首をかしげざるを得ない。
総評
ガバガバ王エメリッヒの面目躍如。
何だかんだ最後の女王のシーンは楽しかったのでクソ映画とまでは言いませんが、心に余裕のない人や忙しい人には到底勧められませんね。