キング・コング 髑髏島の巨神 感想

関連記事



キング・コング 髑髏島の巨神

https://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/

島に行くまでに時間がかかりすぎなことに定評がある2005年版の印象がまだ残っている中、モンスター・バースシリーズとしてリメイクされたキングコング。

作中の年代的に『地獄の黙示録』オマージュが多分にあるようですが、ニワカなので地獄の黙示録を観ていません。

よく言えばフラットな立場で鑑賞できました。

良かったところ

コングが木の枝を削ぎ落とすシーン

これは明らかに抜刀をイメージさせる演出で、素直にカッコいいと思えるシーンでしたね。

タコ

特に必要性がないのにタコが出現するのは古き良き怪獣映画の系譜を感じさせます。

監督はキングコングの逆襲にも目を通しているのでしょうか。

スタッフロール後のアレ

正直本編よりも遥かにテンションが上がるのは複雑な気分ですが、2019年のキング・オブ・モンスターに向けて3大怪獣+ギドラの存在がちゃんと示唆されるのはやはり嬉しい。

「王はコングだけではない」

マザーファッ

サミュエル・L・ジャクソン氏には気の毒ですが、全年齢映画ですからね。

ストレイト・アウタ・コンプトンのキャストの出演



名作ラッパー自伝映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』でイージー・Eを演じたジェイソン・ミッチェルさん、同じくドクター・ドレーを演じたコーリー・ホーキンズさんの出演により、作戦チームの面々に個性を加えていたと思います。

両名とも一回見たら忘れられない顔つきですね。

ダメなところ

スカル・クローラーのデザイン

元ネタはサキエルだのカオナシだのと言われていますが、コングの敵としては魅力に乏しいですね。

その他の面々もただの巨大生物ばかりで絵的に地味です。

正直2005年版キングコングの恐竜達の方がスペクタクル感がありました。

決め絵の少なさ

怪獣映画としての評判はいいんですけど、個人的にはどうにもしっくり来るシーンが少ない印象。

すごいCGのクオリティでコングが動き回っているのに絵面として弱く感じる。

鑑賞後の心象としてはマイケル・ベイ監督のトランスフォーマーシリーズに近いかも知れません。

すごいCGなんだけどそんなに印象に残らないって言う。

総評

一瞬で記憶から抜け落ちていくようなB級映画の粋を出ていません。

スタッフロール後のCパートのお楽しみ部分だけで言ったら映画史上最高クラスなのですが。

そこを加味しても星3くらいかな。

関連記事

SNSでシェアする