関連記事
MS-IMEの文章入力中に使えるショートカットキーは大変なスグレモノ
Windows黎明期からバカだクソだと罵られ続け、
今やGoogle日本語入力にとって代わられてしまった感があるMS-IME。
一方で、MS-IMEで設定されている日本語入力中に使えるショートカットキーは非常に便利です。
これらのショートカットキーはGoogle日本語入力でも採用されており、文章の入力速度を飛躍的に高めてくれる可能性を秘めています。
MS-IME由来のこれらのショートカットキーを普段から使っている人なら決してMS-IMEをバカにしないでしょう。
小指でCtrlキーを押す
Ctrlキーが左下にあるキーボードの場合、小指の付け根でCtrlキーを押さえるとホームポジションのままこれらのショートカットキーが使えます。
以下のショートカットキーと合わせてタイピング速度の向上に絶大な効果があるので、練習してみる価値はあります。
入力中に使える便利なショートカットキー
Ctrl+H 一字削除(バックスペース)
諸事情から元々Ctrl+Hをバックスペースとして採用しているアプリは結構多いのですが、ほんとこっちを標準にしてほしいですね。
バックスペース遠い。
Ctrl+I カナ変換
F7キーの代替で、小指でCtrlキーを使うならこちらの方が圧倒的に早いです。
Ctrl+T 半角英数変換
同じくF10キーの代替です。
ほぼホームポジションのまま操作できるので、慣れるとF10を全く使わずに済みます。
Ctrl+P 全角英数変換
よくある全角入力しかできない住所入力フォームなどでごくたまに使います。
F9キーの代替。
Ctrl+M 文章確定
Ctrl+H=バックスペースと同じで諸々の事情から元々エンター/リターンとして機能するアプリが多いショートカットキーです。
喫茶店や電車の中でエンターキーをバチバチ叩いてる人はこのスマートなショートカットキーを知らないんだな…と生暖かく見守ってあげましょう。
エンターは改行の時以外使う必要はありません。
まあ、そもそもスペースで変換後は確定せずにそのままキーを打ち続ければいいので確定自体もそこまで高頻度でする必要はないのですが。
『文字入力中に「ENTER」押しすぎ 日本人!? Vol.2』 | 岡山のパソコン駆込み寺!!就活・転職希望の方・MOS資格もお任せください。
MacではCtrl+Mはデフォルトでリターンだし、WindowsでもKeyhacを使ってキーバインドを使えるようにすれば常にCtrl+MでENTER代わりにできます。
つまりENTER/RETURNキーを叩いている人間は
- Macなのにキーバインド使ってない
- WindowsでIMEのショートカットや変換後の挙動を知らない
のどちらかですが、どっちに転んでも情弱です。
「ENTERキーを強打するな!打鍵音がうるさい!ENTERキーをターンするヤツは無能!」みたいな記事は結構Web上に転がってますが、
そもそもENTERキーなんて使用頻度が高い割にホームポジションが崩れる非効率的なキーを使うなよ、って話ですね。
もちろん無能でさらに打鍵音がうるさいのは話になりませんが。
Ctrl+K: カーソルを左に移動
Ctrl+L: カーソルを右に移動
タイピングに慣れていれば日本語入力中にカーソルキー(矢印キー)を使う機会はそれほど多くないですが、
それでも絶望的に遠いカーソルキーに手を伸ばすよりは遥かに効率的です。
Ctrl+N: 文節を確定して次の文節に
こまめに変換する人はあまり使わないとは思いますが、一応覚えておくといいかもしれません。
Ctrl+A 最初の文字に移動
Ctrl+S 一文字後ろに移動
Ctrl+D 一文字前に移動
CTrl+F 最後の文字に移動
昔流行った『ダイヤモンドカーソル』と言う移動方法です。
こちらも利用頻度は低いですが、余裕があれば覚えておきましょう。
パソコンスピード認定試験で威力を発揮
タイピング入力ソフトと違ってパソコンスピード認定試験は文字の変換が必要なので、上記ショートカットキーを覚えることでかなり速度を向上できます。
ある程度タイピングに慣れた人であれば、少なくとも1級で要求される速度までは苦もなく到達できるでしょう。
試験では使えませんが、AZIK配列と言うより効率的なキーボード入力を覚えるとタイピング速度はさらに早くできます。
例えば上記の文章をAZIKで打つと以下のような入力。
↑この文章を通常ローマ字入力とAZIKで比較しましょう。
通常ローマ字入力
- tatoebajoukinobunshouwoAZIKdeututoikanoyouninarimasu.
AZIK
- tatoebajpkinobjxpwoAZIKdeututoikanoypninarims.
53打鍵→46打鍵になりました。
AZIKは文章の打鍵数を約2割減らすと言われており、当然文章の内容によってはそれ以上も目指せます。
文章の入力効率を追求したい人はチャレンジしてみましょう。