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移り変わりの激しいドメブラ界隈
木村拓哉さん御用達ブランドだったテンダーロインが終了、と言うニュースを見て
本当にドメブラって入れ代わり立ち代わり激しいなと思いました。
そんなワケで、いつの間にか消えていったブランドを記憶に留める意味で記事にまとめておこうと思いました。
H.N.B.M(エイチエヌビーエム)
星野尚氏により2006年に創立したブランド。
初期はアメカジっぽいデザインでしたが、中期移行はリック・オウエンスやユリウス系統の細長いモード系デザインにパンクをミックスしたようなデザインにシフト。
結構好きだったブランドで、何個かアイテムを持っていたのですが…。
WEARにそれなりの数が残っていますが、このブランドっぽいデザインのアイテムはあまりなし。
HNBM(エイチエヌビーエム)のアイテムを使った人気ファッションコーディネート – WEAR
HNBM/エイチエヌビーエム買取に絶対の自信 – ブランド買取専門店リアクロ
リアクロで使われている画像がわりとH.N.B.Mっぽいですね。
ラフ・シモンズやSiVAなどがたまに出していたシャツドッキングパンツ、パッチワークっぽいジャケットなどパンクっぽいデザイン。
BACKBONE(バックボーン)
系統と名前が似ているBACKLASHとセットで記憶している方も多いであろう有名ブランド。
ライダースやデニムジャケットを主力にした男らしいデザインで、一時期は新宿伊勢丹でも取り扱いがあったようですが、
2019年に再立ち上げに失敗してブランドがたち消えになりました。
DIR EN GREYの京さんが着用していたり、バンドメンバーからも人気があったんですけどね…。
今でも古着はそこそこの値段で出回っているようです。
消えたドメブラの値段としては
lien(リアン)
デザイナー西野晃氏によって2013年に立ち上げられたブランド。
これまた消えたブランドである元BACKBONEのデザイナーとのこと。
セレクトショップCABANEやI.D.HEARTなどで取り扱いがありました。
デザインはアナトミカルなパターンが多く素材へのこだわりが強い…と言う比較的ありがちなアーチザン系。
アイテムのデザインは良かったと思うのですが、ブランド名のググラビリティ・検索性が致命的に低く、
ショッピングモールなどで検索すると『Julien David』が大量に引っかかるのでマイナス検索を駆使しないといけないと言う…。
lien以外ではan+n(an.plus.n)と言うやはりググラビリティに難があるブランドを展開していたようです。
デザイナー的にも思うところがあったのか、後期はBLACKCROW ARTISANと言うブランドを展開していました。
BLACKCROW 2018AW CLASSIC Wool Fabric. | LOOM OSAKA
モノ自体は今見てもカッコいいと思います。
BLACKCROWは23AWにLOOM OSAKA exclusive製品を出しているのでまだ存続している様子。
NEW ARRIVAL | blackcrow exclusiveⅡ – JAPANESE ARTISANAL FABRIC. – LOOM OSAKA
ideal(イデアル)
やはりセレクトショップCABANEで取り扱いがあったブランド。
インポートのFirst Aid to the injuredと言うブランドに系統が似ており、
着丈の長いカットソーとサルエルパンツがブランドのアイコンでした。
中古ブランド古着屋、Le;constructionに画像が残っています。
SOLDですが
ideal – Le;construction – Used Clothing Store
レザージャケットはオーバーロック加工がされていたりしてカッコいいですね。
それにしてもあまりにも普遍的な英単語のチョイス。
N4(エヌフォー)
現在はRAINMAKER(レインメーカー)と言うブランドを立ち上げている渡部宏一氏が岸隆太朗氏と共同で2008年に立ち上げたブランド。
トラウザーやカーディガンを主軸にしたトラディショナルなスタイル。
特にトラウザーのシルエットの美しさは逸品でした。
ブランドの説明に「日本の文化を大事にしている」と言うような文言があったことから、
N4=日本のもじりなのかなと勝手に思っていましたが違うかも。
全てSOLDしていますが、room-shizuokaでアイテムが見られます。
やはりブランド名の検索性が低く、ショッピングモールで探す時はショップが「エヌフォー」で登録してくれていないとほぼ詰み。
個人的には結構好きなブランドで、カットソーを買ったりしていました。
N4(エヌフォー)のアイテムを使った人気ファッションコーディネート – WEAR
DIRAIN(ディレイン)
増田つかさ氏によるブランド。
以下のブランドファッション通信さんの記事にあるように、リック・オウエンスのフォロワー色の強いブランドでした。
僕の印象をはっきり言わせて頂くと、今季の作品はリックウ
オウエンス、ユリウス、ダミールドーマあたりに似ています。
http://brandbanzai.seesaa.net/article/125835114.html
DIRAINのアイテムの中で印象的だったのはストールがドッキングしたようなレイヤードジャケットですね。
系統としてはリック・オウエンス系でもこれはオリジナリティのあるデザインだったかと思います。
LIBERUM(リベルム)
2012SSより『リベルム アルビトリウム』として立ち上げ、2019SSに現在のLIBERUMに改名したブランド。
21AWを最後にコレクションの発表がありません。
終了直前の21SSではダイノソー(恐竜)柄の面白いアイテムを発表しており、個人的にはちょっと気になっていました。
liberum(リベルム)の「【LIBERUM】DINO PRINT SH(シャツ/ブラウス)」 – WEAR
P.E.O.T.W AG(ピーイーオーティーダブリューエージー)
旧AG by experiment(エージーバイエクスペリメント)。
AG by experiment時代はわりと無骨なスタイルでしたが、19SSより名前をP.E.O.T.W AGに変更してややカジュアル寄りに。
P.E.O.T.W AG – ピーイーオーティーダブリューエージー | 正規通販 ALTRA
22SSを最後にコレクションの発表がなくなりました。
ブランド名が覚えづらいことと検索性が低いことが結構な要因なのではないかと思いますが…。
日本人にとって世界一覚えづらいであろうPIU1UGUALE3(ウノピゥウノウグァーレトレ)と言うブランドは今も人気なので、どちらかと言うと検索性?