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The Viridi-anne(ザ・ヴィリディアン)とは
- デザイナー: 岡庭智明
- 立ち上げ: 2001年~
- 公式サイト: http://www.viridi-anne.jp/
伊勢丹メンズ館でも取り扱いのある日本のメンズブランドです。
かつてはCamaieu(カマイユ)と言うシューズ中心の別ラインもありましたが、廃止されました。
毎シーズンパリで展示会を行っており、海外のセレクトショップでも取り扱いがあります。
VI-CLと言う型番から始まる過去シーズンの人気アイテムの再リリース(細部は異なる)と、VI-から始まる新作ラインと言うリリース体制。
価格帯はドメスティックブランドとしては標準的で、カットソーが~15,000円、その他トップスが~30,000円、アウターが~60,000円くらい、ヘビーアウターやレザーアイテムが10万円前後の値段感です。
当然22SS以降は値上がり傾向
古着やセールだとアイテムによってはかなり安くなるので、どうしてもと言うアイテム以外はセール落ちを待つのも手ですね。
デザインの特徴
2000年代はJULIUS(ユリウス)などに近い、細身でモノトーンかつ退廃的なデザインの服が多く見られました。
10年代以降は適度にゆとりのあるサイジングになり、差し色的なアイテムも増えてきていています。
全体的にカットソー類は着丈が長めで、パンツはイージーパンツやクロップドパンツが中心のリリース。
カットソーやカーディガンは背面(首元あたり)に十字のダーツが入っていることが多く、この特徴はGIVENCHY(ジバンシィ)に通じるものがあります。
ルーズフィットまではいかない着心地のいいサイズ感を保ちつつ、着丈やテーパードで洗練された印象を与えるシルエットが特徴と言えます。
21SSからロゴが変化
The Viridi-anneの頭文字TVAを強調したロゴになり、トップスのブランドタグも変更されました。
シンプルでいいデザインだと思いますが、キャップやテーラードジャケット、ボトムス、一部トップスではタグの上部分しか本体に取り付けられていないので、タグそのものがシワクチャになりやすいのがちょっと残念。
大部分のカットソーはブランドタグの下部分含めて縫い付けてあり、シワになる心配もなく後ろから見た時にはステッチがアクセントに。
背面ネック周りにアクセントのあるカットソーを発売しているブランド
芸能人の愛用者
松田龍平さん、DIR EN GREYの京さん、黒夢の清春さんなど。
劇中での着用では松田翔太さんが挙げられます。
レザー製品としては比較的お手軽な値段であることから、レザージャージやレザージャケットの人気が高いですね。
経年変化
ブランドコンセプトに『経年変化を意識した素材』と掲げている…のを鵜呑みにするのもアレですが、特に黒のコットン素材は使い込んでいくうちにいい感じのアタリが出てくるものが多いです。
Viridi-anneが多用する強撚天竺素材のパンツ。
ウールのような質感ながら着心地はコットン、色落ちの仕方も上品で使い勝手のいい素材。
通気性もいいので初夏でも使えます。
こちらは履き込んだ通常コットンのギャザーパンツ黒。
購入時は真っ黒でしたが、いい感じの色落ち感がでてきました。
おすすめアイテム
イージーパンツ
参照URL: https://addictshop.exblog.jp/22023843/
履き心地が楽なのに見た目もカッコいい、ブランドの象徴的なアイテムと言えます。
毎シーズン定番ものや新型がリリースされていますが、大まかな特徴としては以下。
- 股上が深いジョッパーズ型
- 裾にかけて細くなるテーパード
- 背面から見た時のデザイン面のアクセントをくるぶし辺りに凝らすことが多い
- ウエストゴムの材質・カラーを本体とは異なるものにすることが多い
欠点として、裏起毛のパンツは処理が甘く、毛玉が発生しやすいとデメリットがあります。
何回か洗濯をするまで靴下やレッグウォーマーに付く毛玉に悩まされることになるでしょう。
ギャザーパンツ
参照元: http://blog.livedoor.jp/vibe_nagano/archives/65702355.html
背面のドローコードをたくし上げることでツイストするギャザーパンツ。
ほぼ毎シーズンリリースされているThe Viridi-anneを代表するアイテムと言えます。
たくし上げない状態ではフルレングスのスタンダードなパンツになるので一人二役の便利なアイテム。
アラジンパンツ
参照元: http://blog.livedoor.jp/vibe_nagano/archives/2012-07-26.html
極端に大きいポケットと裾のスリットが特徴の通称『アラジンパンツ』または『ピッコロパンツ』。
素材違いで何度かリリースされているこちらも代表的なアイテムです。
カーディガン
参照元: https://addictshop.exblog.jp/22559489/
同ブランドのカットソーは着丈がやや長めですが、カーディガンの方はレイヤードスタイルを考慮してか、着丈の短いものが多め。
アシンメトリーであったり、襟元が素材違いになっていたり、グラデーションタイプのアイテムがあっありと細部に趣向を凝らしたアイテムが多いのが特徴。
ボタンも安っぽいプラスチック製のものはほとんどなく、大体は木製やメタル製です。
素材によってはカットソーとあまり変わらない値段なのも嬉しいところ。
ブーツ・スニーカー
参照元: https://addictshop.exblog.jp/20743508/
ドレープ(シワ)のみでデザインをしたブーツやハイカットスニーカーが特徴的です。
参照元: http://deviant.jp/?pid=111133580
バックジップ型のハイカットスニーカーと言うどのブランドも出しているようなアイテムですが、ジップ部分がriri製のオリジナルパーツになっていたりします。
ジップがYKK製だとガッカリする派閥にとっては嬉しい限り。
Viridi-anneのスニーカーは他のブランドに比べて価格が安いのが特徴で、概ね3万円前後とお値打ちです。
生産国は台湾が多く、そこでコストダウンをしているみたいですね。
ダウンジャケット
参照元: https://www.realisent.jp/jp/ther-blog/tva-160906
毎シーズン人気なViridi-anneのダウンジャケットですが、近年ではハイネック型のものが定番品としてリリースされています。
ダウンジャケットの野暮ったさが全くないスッキリとしたシルエットながら防寒性も高いと言う非常に使い勝手のいいアイテム。
定価も9万円前後とヘビーアウターとしては標準的です。
Viridi-anneの服は基本的に日本製ですが、ダウンジャケットはコストを抑えるためか中国製であることが多いので気になる人は生産国を確認しましょう。
ダウンベスト
こちらも近年はハイネック型のものが主流になっていますが、通常ネック型のアイテムもデザインに優れるものが多いです。
ダウンベストなので当然ですが、インナー次第で秋から真冬まで使える使い勝手の良さと、どのシーズンのアイテムも一目でViridi-anneと分かるデザインが魅力。
最近は止水テープがアイコンになっていますが、過去シーズンのロングジップのものもかっこいいので、楽天市場やメルカリで探してみるといいかもしれません。
検索時の注意
The Viridi-anneはショップによってヴィリディアン、ビリディアン、ヴィリジアン、ビリジアンなどの表記揺れがあります。
『viridi』で検索するのが一番無難ですが、楽天市場などOR検索が使えるサイトでは『viridi-anne OR viridi OR ヴィリジアン OR ヴィリディアン OR ビリジアン OR ビリディアン』など表記ゆれ全てを検索するようにしておくと掘り出し物が見つかるかも知れません。
公式や伊勢丹オンラインストアの割引率が高い
公式サイトや伊勢丹オンラインストアでは基本的にセール品は50%オフとかなり安く買うことができ、品揃えも豊富です。
ボードレー(閉店)やモロトフカクテルなども割引率が高く、Yahoo! ショッピングにも出店しています。
ただし、手数料の関係かYahoo! ショッピングの店舗よりも直営のECサイトの方が値段が安くなっている場合あり。
購入を考える場合は両方チェックしておきましょう。