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DAIV 3NだとSteam版ARMORED CORE6(アーマード・コア6)は力不足
内蔵GPUのRadeon RX Vega M GL付きで普段はまったくストレスなく使えているDAIV 3N。
Radeon RX Vega M GLはエントリーモデルのGPU程度の性能はある、と聞いていたのでSteamのAC6もまぁ動くだろ、と思ってたら重い重い。
フィギュアレビュー『コトブキヤ DECOCTION MODELS レイレナード 03-AALIYAH シュープリス 』
解像度を800*600、FPS上限を30、画質を低にしても激重でローディング中に落ちることも多々。
さらにバッテリーがUSB Power Delivery(PD)給電に対応していないので、
19V出力程度のACアダプターだとAC6の消費に供給が追いつかずどんどんバッテリー残量が減っていく。
パソコンを買い足すことも考えましたが、
幸いDAIV 3Nには外部GPUを接続できるThunderbolt3が付いています。
外付けGPUボックス(eGPU/外付けグラボ)を使えばGPUパワーも給電も解消できるのではないかと思い、いくつかの候補の中からAKiTiO社のNode Titanを選びました。
- フルサイズのGPUに対応しているわりには重量が3kg台と軽め
- 収納式の取手がついている
他の候補には同じく3kg台であるSONNET社のBreakaway Box 750/Breakaway Box 750ex(exはUSB3.2とイーサネットポート付き)がありましたが、
店頭で見たときにNode Titanに比べてかなり太めで取手も付いていないので断念。
とは言え2023年時点でWindows対応の重量が軽めのeGPUがほしいときは基本的にこの2択になると思います。
Macのみの対応でよければSONNET社がハーフサイズやロープロファイルに対応しているかなりスリムなeGPUを出しているので、
マカーの方はそちらがいいかも?
ゲーミング機器でおなじみのRAZOR社も3万円台でeGPUを出していますが、重量が6kgとか10kgとかなのでさすがに却下…。
AKiTiO社eGPU Node TitanにGEFORCE RTX4060Tiを接続して解決(予算11万円ほど)
- 生産国: 台湾
- 価格: 税込み50,000円前後(2023年8月時点)
AKiTiOってなんだかすごく中華っぽい会社名ですが、カリフォルニアにあるアメリカの会社のようです。
生産国も中国製ではなくて嬉しい台湾製、質感もなかなか。
外箱はバカでかいけど中身はそこまで大きくなかったです。
とは言え下手な小型のデスクトップよりもデカイので、これをノートパソコンに接続すると省スペース性はかなり損なわれますね…。
グラフィックカードは費用対効果が高そうに見えたRTX4060Tiを搭載しているMSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCを採用。
VENTUS 2X BLACK 8G OCの値段は2023年8時点では税込み60,000円前後でした。
結論から言うとDAIV 3NにNode Titan+RTX4060Ti、AC6の映像設定は以下でAC6を問題なくプレイできています。
- 解像度: 1920×1080
- 60fps
- 画質: 高~中(高だと巨大敵や複数AC相手のミッションでちょっと重くなる)
Thunderbolt3またはThunderbolt4を搭載しているWindowsやMacならほとんどの場合はこの組み合わせで対応できるかと。
DAIV 3Nの場合、AC6プレイ中は本体のファンはややうるさいもののGPUファンは高原のそよ風のようで全く気になりません。
Thunderbolt3の帯域だとGPU性能は3割ほど落ちるとのことなので、直接接続した場合の動作報告に比べてパフォーマンスが出ていないっぽいですね。
Node TitanにRTX 4060Tiを接続する方法
Node Titanのフタ自体はドライバーなしで簡単に開けられますが、
少なくともMSI GeForce RTX™ 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCはPCIスロットカバーを外さないと接続できなかったのでプラスドライバーはあった方がいいと思います。
なんかグラフィックカードの差し込みスロットが太くてハマらないな、と思ったら最近のグラフィックカードってカバーが付いてるの…?(情弱)
自作パソコン全盛期にはこんな親切なもの付いてなかったような…。
グラフィックカードを接続、Node Titanの電源カバーを外して必要な分の電源ケーブルを差し込めばハードウェアのセットアップは完了です。
グラフィックカードのカバーを外しさえすれば簡単でした!
Node TitanのWindows上でのセットアップ
当然ながら接続するだけでは使えません。
- Node TitanをDAIV 3Nに接続するとThunderboltマネージャーが立ち上がるので接続を許可
- デバイスマネージャー→ディスプレイアダプター右クリック→ハードウェア変更のスキャンを行い、RTX4060Tiを認識させる(この段階ではWindows 基本ディスプレイ アダプター と表示)
- RTX4060TiのドライバーをINTELのHPからDLしてインストール
DAIV 3Nの場合のドライバーのファイル名は以下でした。
537.13-notebook-win10-win11-64bit-international-dch-whql
ドライバーインストール後にWindowsを再起動すると4060Tiが認識されます。
余談、ドライバーをインストールするためにNVIDIAのアカウントを登録する必要があるのですが、
画像認証の中にイルカなのかシャチなのか分からない画像が紛れ込んでいるのは趣旨がロボットを弾くことじゃなくて雑学になってないか、と思いました。
そっちが雑学を持ち出すならそもそもイルカって独立した生き物じゃなくて、小さいクジラのことを便宜的にイルカって呼んでるだけだぞ!
外付けGPU・eGPUいいかも
- ゲームをやらないときは接続を解除しておけばいい
- 外さなくてもGPUを使っていないときは勝手に稼働が止まる
- 新しいGPUに買い替えられる
- 本体がそこまで高くないのでGPU付きのノートパソコンを買うよりも割安
Thunderbolt3またはThunderbolt4対応のWindows/Macパソコンであれば何でもいいので、
GPUを無視することで購入の選択肢が広がるのはいいことだと思います。
一方でやはり結構場所を取るのが難点ですが、
Node Titanに関しては横幅は13.5cm程度なのでまぁ許容範囲かなと。
Thunderbolt付きのパソコンで動かないゲームがある、と言うニッチな状況ならかなりオススメです。
サクサク動くAC6超楽しい!!
GPU内蔵に比べて性能が下がるのはまぁ仕方ないかと。
Thunderbolt4だと改善されているらしいです。
外付けGPUとは?GPUと何が違うの?おすすめ16選!
『外付けGPU おすすめ』とかで検索して、記事の序盤で↓みたいなどうでもいい情報をダラダラ書かれて、
有象無象の16選とか20選をエアプ+公式サイトの画像で紹介されると非常にイラつきますよね。
- 外付けGPUとは
- そもそもGPUとは
- 選ぶ時のポイント
- メリット
- デメリット
○ね!