Android9のバックアップ機能で引き継ぎ可能なアプリと設定

関連記事



AndroidのGoogleドライブを利用した設定とアプリのバックアップ機能

AndroidはGoogleアカウントとGoogleドライブを利用してシステムやアプリの設定のバックアップを取ることができます。

以前はアプリのデータに関してはほぼ復元されない、くらいの間隔でしたが、AQUOS sense lite3に機種変更してAndroid 9以降にした時はだいぶマシになっていました。

引き継ぎできたAndroidの設定

  • Wi-Fi周りのパスワード

以前は復元ができなかったと思いますが、毎回パスワードの入力が面倒だしデータを引き継ぐにもWi-Fi通信が必須なのでこれはかなり助かりました。

設定の引き継ぎができたアプリ

  • My 050
  • ヤマダ電機アプリ

My 050はSMS認証の必要のない会員サイト登録用の捨て電話番号と通話料の節約を兼ねているのですぐに使えるようになってよかったです。

ヤマダ電機アプリはなぜかIDとパスワードでログインができず、メール認証で引き継ぐと言うガラケーみたいな仕様だったので引き継ぎ機能に対応していたのは助かります。

  • スルガ銀行

銀行系アプリで唯一設定の引き継ぎができました。
セキュリティ的には引き継ぎができることがいいのか悪いのか分かりませんが。

  • マイクロソフト系アプリのOutlookやOnenoteなど

Googleアカウント同様にAndroidのシステム側でアカウントが認識されるからでしょう。
ホームのレイアウトは完全復旧はできませんでしたが、Microsoft Launcherのバックアップで問題なく復活できました。

設定の引き継ぎができないアプリ

会員登録をしてログインするようなアプリはほぼ全滅でした。

  • Kyash
  • セブンイレブンアプリ
  • ローソンアプリ
  • d払い
  • 楽天系アプリすべて
  • Origami Pay
  • Discord
  • 住信SBIネット銀行
  • Gboard

Gboardは有効化するまでの手順がそれなりに面倒ですし、Godan入力に慣れているとインストール後最初の文字入力が苦痛で仕方ありません。



Googleのアプリなので設定の引き継ぎに対応してほしいですね。

おサイフケータイは支払い手段ごとに引き継ぎが必要

楽天Edyのポイントは事前に楽天のサーバーに預け入れて新機種でチャージすることが可能なようです。

今回はSONYのFeliCaリーダー『パソリ』を持っていたのでWindows上で楽天ポイントに交換しました。

楽天は楽天ポイントからのEdyチャージでポイントがもらえるキャンペーンをたまに行っているので、パソリがあれば永久機関を作れる気がしますがさすがに対策済みですかね。

楽天ポイントはAQUOS sense3 liteの購入に使ったので未確認です。

モバイルSuicaは会員サイトから引き継ぎが可能ですが、旧機種での操作が必要。

旧機種が故障していて操作が完了できない場合、残高が残っているなどの理由でモバイルSuicaを再発行したい場合は再発行手数料が取られます。

残高がほとんどない、定期機能を付けていないなどの理由で再発行の必要がなければ一度退会してアカウントを作り直せば手数料はかかりません。

モバイルSuicaの残額を使い切りたい場合はコンビニなどで残額以上の買い物をして不足分を現金で支払うのが手軽です。

Androidのバックアップ機能はだいぶ良くなっている

AndroidはiOSと違って完全バックアップ機能はありませんが、クラウド上のデータだけでそこそこの設定が復旧できたのでそれほど面倒には感じませんでした。

パスワードはKeePassのアプリで一元管理、AQUOSに標準で付いているクリップボード履歴機能でIDとパスワードを連続でコピペすれば各種アプリのログイン自体はすぐ完了します。

たまにパスワード入力フィールドなどでAQUOSのクリップボード履歴が表示できないことがありますが、Gboardのクリップボード履歴はどこでも使えるので問題なし。

機種変更時の面倒さがだいぶやわらぐ程度にはバックアップ機能が強化されているので、これなら金銭面を度外視すればわりと気軽に買い替えができるな、と思いました。

関連記事

SNSでシェアする