Vivaldi使いが選ぶFirefoxおすすめ拡張機能
関連記事
モバイル版が非常に優秀なFirefox
デスクトップブラウザにおいては相変わらずVivaldiが向かうところ敵なしの高性能・多機能っぷりを見せつけていますが、一方でスマートフォンやタブレットで動作するモバイル版においてはFirefoxの高性能ぶりが目立ちます。
モバイル版Firefoxではデスクトップ版の拡張機能が数多く動作するのが最大の魅力。
Firefox Syncによるブックマークの同期機能もモバイル版とデスクトップ版がフォルダで分かれていてそれぞれの端末で優先的に表示されるので、同期機能のいいところのみを引き出せています。
Wi-fi通信時以外は画像をオフにすることができると言う気の利いたオプションにより、パケットの節約に関しても文句なし。
スマホのメインブラウザをFirefoxに移行しつつ、デスクトップのブラウザもVivaldiからFirefoxへ移行するべく拡張機能を探し始めました。
余談ですが、Firefoxにおける『アドオン』はテーマ・拡張機能・プラグインの総称。
拡張機能のことのみを指してアドオンと呼ぶのは誤りです。
FirefoxでVivaldiの機能を再現するための拡張機能
Sidebar+(サイドバープラス)
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/sidebar_plus/
拡張機能『ツリー型タブ』をシンプルにしたような拡張機能です。
ツリー型タブはSurfingkeysのオムニバーから開かれたタブを独立したツリーとして表示することができず、常に現在のタブの子タブになるので使用を断念しました。
Sidebar+ではオムニバーから問題なく新規タブで開けます。
デフォルトでは左右両方にタブが表示されますが、ツールバーアイコンクリックで表示されるオプションで左右どちらかのみに変更することが可能。
名前はサイドバープラスですが、画面右側にサイドバーではなくiframeでタブを表示することも可能なので、サイドバー系の拡張機能と共存できると言う長所があります。
つまり、WEBページをサイドバーに表示する拡張機能とiframe表示の組み合わせで、Vivaldiの縦タブ+WEBパネル(サイドバーにページ表示)を再現することができます。
サイドバーの下側にある表示オプションから、表示形式も変更可能。
Vivaldiのようなフラット構造だけではなくドメインごとにツリー表示することが可能で、必要最低限かつ十分な機能を持ちます。
Firefoxの標準では実現不可能になった未読タブの強調機能があるのも魅力。
おまけとしてスピードダイヤルのような新規タブをカスタマイズできる機能もありますが、個人的にはタブ表示以外は必要ないので無効化しています。
Vivaldiの縦タブを再現したい人には非常におすすめできる拡張機能。
Open in Sidebar
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/open-link-in-sidebar/
WEBページをサイドバーで開くことができる拡張機能。
VivaldiのWEBパネルに比べるとちょっと物足りないところはありますが、許容範囲。
Nano Adblocker
https://addons.mozilla.org/ja/android/addon/nano-adblocker-firefox/
軽量な広告ブロック拡張機能。
uBlockと違ってYouTubeのサイドバーを消したりしてくれることがないので乗り換えました。
Chrome版にマルウェアが混入されたことと更新が滞っている問題があるので、これからFirefoxを使うなら素直にuBlockを入れてください。
smartUp Gestures
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/smartup/?src=search
シンプルで多機能、軽量なマウスジェスチャ。
Firefoxに標準搭載されている『右側のタブを全て閉じる』機能にマウスジェスチャを割り当てることができない点が少々気になります。
とは言え、ARCHISS Quattro TKLにしてからマウスジェスチャーをほぼ使わなくなったので個人的には許容範囲。
ピクチャーインピクチャー機能
Vivaldiと同じく標準装備。
動画上で右クリックから『ピクチャーインピクチャー』で表示できるほか、Ctrl+Shift+]のキーボードショートカットも用意されているのでVivaldiよりも優秀です。
なおVivaldiなどのChromium系ブラウザはショートカットキーにピクチャーインピクチャー機能を割り当てることができませんが、YouTubeではアプリケーションキーまたはShift+F10を2回で右クリックメニューが表示できるので、そこからピクチャーインピクチャー機能を実行することができます。
その他便利拡張機能
Surfingkeys
Vimのキーバインドを再現する拡張機能。
cVimが全く更新されないのでVivaldi上でも乗り換えたのですが、cVimの機能は全て再現できる上にcVimにない便利な機能もあります。
- cs→フォーカス切り替え
- cS→デフォルトのフォーカス位置
- w→iframe内を循環(楽天とかでヒントが出せない時はだいたいこのせい)
- W→現在のタブを新規ウィンドウで開く
- v→コピペしたい文字列にフォーカス、再度vで選択開始
- C-h→任意の要素にフォーカス、Chatworkの返信やhoverにしか反応しないナビゲーションメニューなどで役に立つ
- ;di→画像DL、DLフォルダは固定されるもののキーボードのみで画像のDLができるのは画期的
特にVimのビジュアルモードにあたるvキーは使ってみるとかなり便利。
Slackに比べてChatworkはキーボード操作がなぁ、と思っていましたが;Mのおかげでかなりストレスが緩和されました。
Save-Data: on
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/save-data/
WEBサーバーにデータ圧縮をさせていないサイトでも強制的にデータ圧縮をさせる拡張機能。
ChromeやOperaのデータ圧縮のようにプロキシとして別のデータをDLする機能ではないので、劇的な効果は望めません。
Save In…
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/save-in/
Chrome拡張機能のSave Image Routerのように特定のフォルダに画像を保存する拡張機能。
画像が重複した時に自動で別の名前を付けて保存してしまうのがちょっとイマイチですね。
weAutoPagerize
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/weautopagerize/
Chrome拡張機能のuAutoPegerizeのようなページ自動ナビゲーション拡張機能。
違いはよく分かりませんが、アイコンと継ぎ足されたページの表示がこちらの方がカッコいいので使っています。
気になる点
拡張機能版のLINEがFirefoxにないことは非常に残念。
スマホでの文字入力は面倒ですし、拡張機能の仕様はWebExtensions準拠でほぼChromeと同じなので移植してほしいところですね。
それ以外はほぼVivaldiの使い勝手を再現することが可能で、やはりWEBページのレンダリングはChromiumのBlinkエンジンよりもFirefoxのGeckoエンジンの方が見やすいと思います。
この記事がVivaldiからの乗り換えを考えている人の参考になれば幸いです。
(この記事はVivaldiで書いたのですが)
関連記事
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント