ahamoに移行して感じたメリット/デメリット(現在は解約)

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長年に渡るMVNO利用からMNOのahamoに移行

スマホ代に月1,700円以上出す奴は情弱!とイキりながら

BIGLOBEモバイル(旧ビッグローブSIM)、LINEモバイル、LinksMateなどの容量3GB前後のプランを渡り歩いてきましたが、この度思うところがあってahamoにMNP。

ahamo キャンペーン 2021

OCNモバイルoneはahamoとあまり変わらない速度が出るらしいのでどっちにするか迷いましたが、決め手は以下。

ですが、d払いの使い勝手がどうかしてるレベルで劣化するので正直d払いを利用する人はdocomoの回線を使うことをおすすめしません。

記事後半に詳しく書いています。

文章を書いている私もなぜahamoにMNPしてd払いで不便な思いをしなければいけないのか理解できませんが、そう言うことなので。

結局この大きすぎるデメリットと都心部でMVNO以下の速度しか出ないことに耐えられずahamoは解約しました。

dポイントキャンペーン7,000ポイントのおかげでほぼ無料で使えましたが、それを差し引いても莫大なストレス。

2023年になって都心部ではそもそも繋がらないことが増えてきたなどで遅さが指摘されていますが、

docomo回線は以前から都心部で使い物にならないくらい遅かったですよ…?

LINEMOやpovoに比べてのahamoのメリット

ahamoと同じく他キャリアの新プラン、LINEMOやpovoと比べて感じたahamoのメリットは以下。

海外ローミングが無料

海外ローミングは今の時勢ではなかなか使いづらいですが、一応海外旅行をするにあたっての悩みを一つ減らせるのはメリットかなと。

ヨーロッパに旅行に行った際に国際ローミング用にahamoを短期で再契約しましたが、確かに海外でも(下り数Mbps程度ですが)普通に使えました。

とは言えホテルや大きな施設ではWi-fiがあるし、どの道飛行機の中ではLTE通信ができないのでそれほどメリットを感じませんでした。

ahamoはSIMを受け取った後に開通手続きが必要

日割り計算のためか、SIMを挿した後にWEBサイトから開通手続きをしないと4G回線に接続できませんでした。

念の為手順は以下。

ahamo 開通手続き 01

マイページの『切り替え(開通)手続きへ』をクリック。

直リンクURLは以下です。

https://ahamo.com/contract/auth/delivery/login

ahamo 開通手続き 02

受付確認メールを送信するかしないかを選択して『開通する』をクリック。

問題があればすぐに分かるので管理人は確認メールを受け取りませんでした。

ahamo 開通手続き 03

以上で完了。

受付後すぐに4G接続できるようになりました。

APN設定

ahamo APN設定 01

ahamoのAPN設定はユーザー名などはなく、『APN』にsp-mode.ne.jpを入力するのみ。

Pixelではsp-modeと言うプリセットを使えばOKです。

速度

思ったよりも早くないな?と言うのが正直なところ。

新宿や渋谷の繁華街などのガチな都心部ではdocomoの電波があまり強くないので、下り6MB~10MB程度をウロついている感じです。

一応窓際や高所では20MBくらいになる

さすがに今までdocomoのMVNO回線で使っていたLINEモバイルやLinksMateよりは多少早いものの、さすが本家docomoのMNO回線!と言うほど高速ではありません。

自宅でのテザリング速度

前述の通り都心部ではdocomoの電波があまり良くなく、窓際に置かないと回線速度が不安定。

Pixel 4G回線

ahamo テザリング Pixel 4G回線 01

管理人の環境では下りはFuji FiWiのソフトバンク回線の方がずっと早く、上りは同程度。

これはかなり調子がいい時ですが、40MB程度出れば特にストレスはないですね。

テザリングでPING 28はまぁ悪くない。

AQUOS sense 5G 5G回線

ahamo テザリング AQUOS sense 5G 01

5G回線のテスト用に購入したAQUOS sense 5Gですが、5G非対応エリアのため下り速度は変わらず、上り速度は低下。

5G基地局の位置によっては非対応エリアでも早くなると言う情報がありあましたが、効果は感じられず。

AQUOS sense 5Gは未使用品が2万円前後で手に入ることを考えればまぁまぁいい端末だと思います。

docomoキャリア版しかないので不要なアプリがいっぱい入っていること、動作がPixelに比べてモッサリしているのが難点ですが、『テザリング専用端末または故障時の備え』としては悪くない選択肢と言えるでしょう。

速度制限後

ahamo 速度制限 01

ahamo 速度制限 02

20GB容量を使い切ると通信速度は最大1MBに制限されます。

WiMAX2は通信速度制限になっても上り速度は制限されなかったのに対し、ahamoは上り速度も対象。

最大1MBと言うことで実際には0.6~0.7MBあたりをウロついていましたが、speedtest.netを見る限りでは初動の速度だけは3MBほど出るようです。

同じNTTグループのOCNモバイルoneが採用しているバースト転送機能のような機能がahamoにも採用されているのかも知れません。

このおかげか、実測速度から受ける印象ほどのストレスはなく、SNS程度なら普通に使えるのはもちろんのこと、YouTubeの720p動画も普通に見られました。

WordPressの編集画面を開くのに初回は多大な時間がかかりましたが、キャッシュが聞いていれば気になりません。

ある程度使えるだろうとは思っていましたが、想像以上に速度制限がかかっても普通に使えますね。

ブラウジング速度を改善するChrome拡張機能

MVNO(格安SIM)に比べてのメリット/デメリット

メリット

IP電話の音質の改善

それほど通信速度は変わりませんが、微妙な速度差が効いたのかIP電話の音質はかなり改善されました。

ahamoは5分以内の通話が無料なので普通ならIP電話を使う必要はないのですが、個人的にSMSの送受信ができる本電話番号をあまり外部サービスに開示したくないのでIP電話をMVNO時代から愛用しています。

通話料の節約に使えるIP電話

20GBを越えても1MBの速度が確保される

通信速度の1MB保証があるため、万が一自宅で使用しているWi-Fiが死んでもテザリングすることでネットサーフィンくらいならできそう、と言うことでネット回線の保険になる点。

実際に制限がかかった状態でもYouTubeなどの視聴はそれほど問題ありませんでした。

動画サイトよりも『複数タブで画像の多いサイトを開く』方がストレスでしたが、とりあえずの応急処置的な回線としては十分な速度です。

dアカウントが使える

マイページへのログインにdアカウントが使えるのでスマホ契約用にアカウントを作る必要がないのはメリットの一つ。

さすがにこれだけdポイントが普及しているのでdアカウントは持っている人が多いと思います

デメリット

価格

普通にしていれば20GBも使わない、3~5GBで十分、と言う人にとっては当然料金がMVNOに比べて2倍~2倍強に膨れ上がることが大きなデメリット。

5Gエリアが拡大して通信速度が劇的に向上しないことには正直この値段差には見合っていないですね。

2021年9月までのdポイント還元キャンペーンが終了したらしばらく加入は見合わせた方がいいかもしれません。

都心部のdocomo回線は遅い

ahamo スマートフォン 速度 01

新宿区や渋谷区、千代田区などの都心部、特に繁華街ではdocomoの4G回線の速度は基本的に下り10MB前後を行ったり来たりしていることが多いです。

都心部に引っ越し予定の方でdocomo回線の方は速度の確認は必須と言えるでしょう。

docomoの利用者の密度が高いのか何か知りませんが、ソフトバンクのMVNO回線より遥かに遅いのでMNO回線を使えるキャリアのメリットを感じません。

docomo公式の実測値のような数字を見たことはありませんが、景品表示法違反ではないでしょうか?



2023年のコミケなどでようやく都心部でのdocomo回線のひどさが周知されてきたように思いますが、

まぁ以前からひどいもんですよdocomoは。

d払いが不便になる

料金以外の明確で最大のデメリットとして、dアカウントにdocomo回線の電話番号を紐付けるとd払いの使い勝手が悪化します。

  • WEBサイトでのd払い決済時にWi-Fiではなくdocomo 4G/5G LTE回線(SPモード)での接続を要求されることがある(PCからの決済でも要求されるのでテザリングをしないと詰む)
  • d払いのログイン時にもdocomo 4G/5G LTE回線(SPモード)での接続を要求される

正直言ってキャリアが提供するバーコード決済で他社回線を使っていた方が使い勝手がマシなものと言うのは他にあるのかどうか。

これをユーザーのためと思ってるのならマトモなテスターが会社内にいないのでしょう。

2年以上に渡っての仕様のようですので、今後改善の見込みは薄いでしょう。

ドコモ口座事件の後にセキュリティを強化した、と言うならまだ分かりますが、実際にはこれだけの不便をユーザーに強いていたにも関わらずドコモ口座事件が起きているのがなんとも…。

解約時もdアカウントと電話番号が紐づいている場合退会できないことがある

Mydocomoから退会しようとすると

dメニューサイトからdアカウントのID/パスワードで再度ログインの上お手続きをしてください。(44980)

dメニューから退会しようとすると

現在のご契約内容では、料金プラン変更のお申込みできません。

お問い合わせ先までお問い合わせください。

なお、その際に画面に表示されているエラーコードをお伝えください。(30850)

docomoのLTE回線でもWi-Fiでも退会できずキレそうでしたが、

一旦ログアウトしてdアカウントのIDとパスワードでログイン→ネットワーク暗証番号入力で退会ができるようになりました。

これahamo利用者なら誰でもハマる可能性があるので本当クソ。

home 5Gなどdocomo製品を予約する際は電話番号取得タイミングに注意

dアカウントに電話番号を紐付けると、dアカウントに登録したメールアドレスではなく電話番号で識別するように変更されます。

  • home 5Gなどdocomoオンラインショップdocomo回線を未使用の状態で予約
  • 予約後、そのdアカウントにdocomoの電話番号を紐付けた

と言う手順を踏んでいると予約自体がなかったことになり、予約確認ページに『お申込みされた履歴はございません。』と表示されることに。

docomo 予約消失 01

これだけでも相当なクソ仕様だと思うのですが、そもそもhome 5Gに関してはドコモのオンライン事前予約そのものがグダグダで非常にクソでした。

  • オンライン事前予約だとdポイント3,000ポイント+購入後15,000ポイント
  • 対してヨドバシカメラやヤマダ電機で直接home 5Gを契約すると30,000ポイント分の特典がありオンラインショップで購入するより良い
  • エディオンに至ってはhome 5G用端末HR01対応が無料で購入できる
  • 事前予約した人でも入荷が間に合わず発売日に開通できない人多数、公式より家電量販店の方がポイント面で有利なだけでなく早く入手できた

公式サイトをチェックして事前に購入準備をしていた人が損をし、家電量販店に駆け込んだ人が一方的に得をすると言う本当クソオブクソ対応で客をナメてるとしか思えません。

こんなクソ失態をやらかしたdocomoでも犯罪スレスレのことをしているKDDI

新型コロナワクチンをダシにホークスのファンクラブに誘導したソフトバンクよりは企業としての姿勢はマシと言うのが恐ろしいところですが、いくらなんでもhome 5Gのクソ対応に関しては謝罪や賠償が欲しいところ。

オワコン化が進むdocomo

なんとd払いのログイン時だけでなく、契約プランの変更や機種変更時までdocomoのLTEモバイル回線を強制するように。

オンラインでの機種変更はSIMフリー端末を使えばいいのですが、プラン変更に4G回線が要求されるのは意味が分かりません。

その後も大規模障害で総務省に注意されたり、本番環境で「テストです」の通知を送ってアクセス集中を起こしたりと不祥事ばかりで、わざとユーザーを減らしにかかっているとしか思えません。

個人的には消去法でdocomo、だったのが

消去法でソフトバンクのMVNO回線かLINEMOを使う

と言う認識になりつつあります。

ahamo大盛りと言う情弱用オプションが追加

わざわざ説明を書くのも虚しいくらい魅力がない、情弱向けぼったくりオプション。

  • 税込み1,970円で80GBの容量を追加
  • ahamo本体との合計では100GB4,950円で使えると言うオプション

docomoの通信速度で満足できる田舎ならもう少し料金を足して本家docomoの5Gギガホプレミアを使えばいいと言う話ですね。

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