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服にある程度お金を出せるけど何を買ったらいいか分からない、と言う人に向けて
「マルイ系ブランドも今の若者にとっては高い」、みたいなデフレマインド全開の言説も見かけますが、
この記事では
- 主に30代以上である程度服にお金をかける余裕はあるが、どんなブランドがいいか分からない
と言う人向けに比較的低価格のドメスティックブランドを紹介しようと思います。
- カットソーで1万円前後
- ジャケットで5万円前後
- パンツが3万~4万円
を想定。
まぁ個人的には30を過ぎたらファストファッションや安いスポーツブランドではなくそれなりの服を買っておけ、と言いたいです。
似合う似合わないを気にしたり、
「ルックスに自信がないから何を着ても同じ、だから服に金をかけない」的なポーズを取る人もいますが、
それ以前に人前に出る時の最低限の礼儀としてまず服装がある。
節約ブログを名乗ってはいますが、衣食住、特に前2つを疎かにすると言う選択肢は結果としてQOLを下げることになると思います。
ドメスティックブランドとは
日本発のファッションブランドをドメスティックブランド、略してドメブラと言います。
ネームバリューで海外のブランド・インポートブランドを選ぶ人も多いですし、
管理人自身も以前はディオール・オムやラフ・シモンズなどのインポートブランドを好んでいました。
リセールバリューを考えるとインポートブランドの方が優秀ですが、
以下の理由から特にインポートにこだわりがなければドメブラをオススメします。
- 日本人の体型に合っている
- 価格に対して高品質
品質に関してはインポートブランドの服を実際に見てもらえば分かりますが、
インポートブランドの素材選びや縫製が特に優れていると言うことはありません。
Berluti(ベルルッティ)やHERMES(エルメス)、Maison Margiela(メゾンマルジェラ)などの一部ブランド(の一部のアイテム)を除く
むしろ10万円を超えるような価格帯のインポートブランドのトップスのボタンがプラスチック製の安っぽいボタンだったり、
生地が平凡なコットン生地だったりしてガッカリすることの方が多いです。
体型に関しては言わずもがな、パリコレやミラコレブランドのパンツの股下、ジャケットの袖丈はアジア人に合わせて作られていません。
それでもインポートブランドが好きだから着たい、と言うことであれば他人がどうこう言うことでもありませんし、
経済的にムリなく買えるのであれば大いにアリだと思います。
とは言え日本人の平均年収でインポートブランドはかなり厳しいと思うので、多くの人には色々な意味でドメブラを勧めたい。
個人的には服の縫製パターンが面白いブランドThee Old Circusが好きですが、
流通量や価格帯なども考えてこの記事では他のブランドをピックアップしました。
ATTACHMENT(アタッチメント)
シンプルなファッションが好きな人にオススメ。
90年代から存在する老舗ブランドですが、近年になってデザイナーが交代しながらも存続しています。
新デザイナーの榎本光希氏は元々のATTACHMENTのデザイナー、熊谷和幸氏のアシスタントを勤めていました。
シンプルなデザインとキレイなシルエットが特徴で、主張をしないので取り入れやすいブランドです。
さらに価格帯も控えめなので「ファッション初心者で何を買ったらいいか分からない…」と言う人にまず見てほしいブランド。
ZOZOTOWNに出店しているので購入しやすく、
伊勢丹メンズ館などで取り扱いがあるので実際に商品を確認するのも簡単。
余談ですが、前任デザイナーの熊谷氏の時代にかつての2ch(現在は5ch)のファッション板で
- 脱オタの代名詞としてオタッチメント
- 中国製の服が増えていた時期にシナッチメント
などの蔑称で呼ばれていることがありました。
脱オタだろうがなんだろうが、「服に数万円を出す」と言う意思決定をできる人のその後の人生は、
そうでない人よりも有意義なものになっている可能性が高いと思いますが。
bajra(バジュラ)
80年代からある老舗ブランドで、モード系のファッションが好きな人にオススメ。
系統としてはRick Owens(リック・オウエンス)と言うインポートブランドを代表とする
- 着丈が長くてモノトーン基調
のモード系ブランドに位置づけられます。
とは言えリック・オウエンス自体は近年ではストリート色を強めています
ただし他の系統のブランドと合わせられないと言うほどモード色は強くなく、
価格も控えめな割に縫製レベルも高くて手が出しやすいブランドです。
サイズ1ならカットソー類の着丈もそれほど長くありません。
逆に思いっきりレイヤードしたい場合などは着丈の長いサイズ3以上を選ぶことになるかと。
管理人はノースリーブカットソー(タンクトップにあらず)が好きなのでbajraのノースリーブカットソーを愛用していますが、
素材感が良く、洗濯耐久性も高いので重宝しています。
カットソーやジャケットなどの背面の首元には基本的に何かしらのダーツなどが入っていて、
背面にも気を抜かないブランドなのも好印象。
背面ネック周りにアクセントのあるカットソーを発売しているブランド
その他ブランド
nonative(ノンネイティブ)
老舗のドメブラで、ATTACHMENTやbajraに比べるとサイジングに余裕がありカジュアル路線。
いわゆるアメカジっぽい雰囲気のブランドです。
値段はAWのヘビーアウターを除けば安めなので、カジュアルな服が好きな人にオススメ。
YAECA(ヤエカ)
極めてベーシックなデザインで、いわゆるノームコアファッション(シンプルでベーシックなファッション)系のブランドに挙げられます。
同じノームコアファッションの系統としてCOMOLI(コモリ)やAURAREE(オーラリー)と言うブランドと同列で語られる事が多いですが、その中では一番価格が控えめ。
FACTOTUM(ファクトタム)
かつて5chのファッション板で定番(ネタ要素も半分)とされていた老舗ブランド。
ノルディックな柄を取り入れることが多いですが、
柄物も上品にまとまっており正直値段からすると信じられないくらいデザインが優れていると思います。
最近では話題になることも少ないですが、柄や差し色を好む人にオススメ。