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- 年間利用額に応じて還元率が変わるJACCS発行の日本盲導犬協会カード
- ラブリィポイントの還元率が上がるラブリィ☆アップステージ
- 年間50万円の利用でリクルートカードの還元率超え
- 年間200万円の利用でエポスゴールドカード、エポスプラチナカード超え
- ラブリィポイントはJデポに交換で還元率1.05%
- ジャックスカードプラチナとの比較
- P-one Wizとの比較
- エポスゴールドカード・エポスプラチナカードとの比較
- JACCS発行なのでKyashカードでの利用も問題なし
- 利用金額や年会費の一部は盲導犬の育成、引退後の盲導犬の世話に使われる
- かつてのREXカードとリーダーズカード
- 月の支払い2,000円/1,000円ごとにポイントが発生すると言う計算方法
- ポイントの最低利用可能ポイントは1,500/1,400ポイント分から
- Kyashリアルカードへのチャージが可能
- 価格.com内で使うことで還元率1.5%に
- REXカードとリーダーズカードの機能比較
- JACCSの管理画面は非常に使い勝手が悪い
年間利用額に応じて還元率が変わるJACCS発行の日本盲導犬協会カード
JACCS発行のカードには『ラブリィポイント』と言うポイントが貯まるカードが数種類ありますが、日本盲導犬協会カードはその中でも最も年会費と還元率のバランスに優れたカードです。
JACCSカードなど多くのラブリィポイント採用カードの還元率は0.5%(200円ごとに1ポイント)ですが、日本盲導犬協会カードは発行時点で月の利用額200円ごとに2ポイントのラブリィポイントが受け取れるので基本還元率は1%です。
年会費は初年度が無料、2年目以降が税抜き1,250円。
この年会費は利用額で十分カバーできます。
ラブリィポイントの還元率が上がるラブリィ☆アップステージ
ラブリィポイントは年間利用額に応じて還元率を上げることができます。
これは基礎還元率の0.5%に上乗せされる金額なので、日本盲導犬協会カードの場合は以下。
年間利用額 | ポイントアップ率 | 実質還元率 | Jデポ支払い |
300万円以上 | 100% | 1.50% | 1.575% |
200万円以上 | 90% | 1.45% | 1.5225% |
150万円以上 | 80% | 1.40% | 1.47% |
100万円以上 | 70% | 1.35% | 1.4175% |
50万円以上 | 50% | 1.25% | 1.3125% |
かつては同じJACCS発行で年会費無料のREXカードやリーダーズカードで実質還元率が1.2%でしたが、どちらも改悪で1%還元に。
年間50万円の利用でリクルートカードの還元率超え
年会費無料のリクルートカードは還元率が1.2%ですが、日本盲導犬協会カードは後述の通りJデポに交換することで少し還元率が上がるので最低限使っておきたいラインが年間50万円。
年間100万円以上確実に使う人であれば年会費をペイでき、明確にリクルートカードより優れたカードに変わります。
初年度の還元率は1%固定ですが、ラブリィ☆アップステージ自体はラブリィポイントが付与されない他のJACCS発行のカードでもステージアップさせることが可能。
そのため、以前は
- 還元率が1.2%だったREXカードを初年度に使用してラブリィ☆アップステージを上げる
- 2年目以降に日本盲導犬協会カードを利用する
と言う使い方が効率的でしたが、REXカードが改悪されて還元率が日本盲導犬協会カードの最低ステージと同じ1%になったので、初年度から盲導犬のために使い倒しましょう。
年間200万円の利用でエポスゴールドカード、エポスプラチナカード超え
ラブリィポイントはJデポに交換で還元率1.05%
ラブリィポイントはdポイントや楽天ポイント、Tポイントなどに交換可能ですが、クレジットカードの支払いに直接使えるJデポに交換した場合、1.05%に還元率が上がります。
100万円以上での利用では1.35%のところ、Jデポに交換すると1.35*1.05=1.4175%の高還元率カードになるので、特に理由がない限りはJデポに交換するのがおすすめ。
難点はラブリィポイントの交換可能な最低ポイントが1,000ポイントからと言うこと。
REXカードの1,500ポイントやリーダーズカードの1,400ポイントよりは少しマシですが、もしカードを退会する時にはポイントを使い切るために退会する少し前から利用を控える必要が出てくるかもしれません。
ジャックスカードプラチナとの比較
ジャックスカードプラチナは基本還元率が1.5%とJACCS発行のカードの中で最も還元率に優れたカードですが、年会費が税抜き20,000円かかります。
ジャックスカードプラチナを利用してREXカードを超えるポイントを獲得するには220万円ほどカードを使う必要があり、損益分岐点で考えると日本盲導犬協会カードの優秀さが際立ちますね。
年間利用額が500万円を超えた段階でようやく年会費を加味した還元率でジャックスカードプラチナが逆転するので、よほどの富裕層でない限りは日本盲導犬協会カードはJACCS発行のカードの中でも最良の選択肢の一つと言えるでしょう。
P-one Wizとの比較
単体最強カードP-one Wiz。
- 使うだけで1%キャッシュバック=1%
- 会計1,000円ごとに貯まるポケット・ポイント交換で0.3%分のポイント付与=1.3%
- ポイント・ランクアップに登録して半年で25万円・50万円利用時に0.32%追加=還元率1.62%
- ポイント・ランクアップに登録して半年で100万円・150万円利用すると0.3%追加=還元率1.6%+抽選で5人に1人にポイント0.6%相当のポイント付与
と言うことで年会費無料ながら少ない利用額で日本盲導犬協会より還元率が高くなるのがP-one Wizです。
半年ごとのポイント集計なのでポイントがもらえる頻度が高いのもメリット。
どうせなら毎期100万円使って「5人に1人もらえるポイント」を狙っていきたいところですが、
人によっては『上半期や下半期にクレジットカードを使う金額が集中している』、と言うこともありえるので使い分けが重要かもしれません。
ポイント・ランクアップは半年ごとにポケット・ポイントを使ってエントリーする手間が必要なのと、
改悪されて存在がなくなってもおかしくないサービスと言うところがやや不安なところ。
エポスゴールドカード・エポスプラチナカードとの比較
- エポスゴールドカード→年間100万円利用で1万円の還元があり還元率はピークの1.5%、以降は緩やかに下がる
- エポスプラチナカード→年間200万円利用で3万円の還元があり還元率1.5%、以後100万円ごとに1万円もらえるので還元率は同じ
エポスゴールドカードは年間利用額が100万円ちょうどの時に還元率が1.5%になる高還元率カードです。
インビテーションを受ければ年会費を無料にできるので、年間100万円前後の利用では日本盲導犬協会カードより優位。
その代わりエポスゴールドカードは100万円を超えて150万円に到達すると逆に還元率が下がって1.25%に低下しますが、選べるポイントアップショップと言う仕組みがあり、利用先3つまでは還元率1.5%で使えると言う特徴も。
以前は選べるポイントアップショップにモバイルSuicaが使えたのですが、現在は使えなくなりました…。
日本盲導犬協会カードはポイントが月間トータルの金額に対して発生するに対し、エポスゴールドカードは決済ごとの算出で200円未満は切り捨て。
かなり選択に悩む組み合わせですが、個人的には管理画面やアプリの使いやすさからエポスゴールドカードをメインにすることにしました。
なお、毎年200万円以上使う場合は年会費2万円のエポスプラチナカードの方がエポスゴールドカードより優秀ですが、
特別ボーナスの受け取りが必要な点や、利用額を気にする手間を考えて管理人はエポスゴールドカードを使い続けています。
JACCS発行なのでKyashカードでの利用も問題なし
300万円以上使わない限りはP-one Wizに基本還元率で負けているものの、P-one WizはKyashカードの利用は対象外。
日本盲導犬協会カードはKyashカードと組み合わせることで1.2%まで還元率を上げられます。
利用金額や年会費の一部は盲導犬の育成、引退後の盲導犬の世話に使われる
https://www.jaccs.co.jp/service/card_lineup/jaccscard/guidedog/
公式サイトに記載のある通り、使用した金額は盲導犬の育成や引退犬の生活に寄与されます。
還元率だけでも魅力的なカードですが、この使途なら初年度から使い倒してもいい、と言う動物好きの人もいるのではないでしょうか。
総合的に優秀なクレジットカードなので、特にKyashを利用する人は発行を検討してみる価値があります。
かつてのREXカードとリーダーズカード
還元率が1.25%時代の記事を参考資料として以下にまとめておきました。
今では日本盲導犬協会カードやリクルートカード、P-one Wizに比べてメリットがないので過去を懐かしみたい方はどうぞ。
価格.comが発行するクレジットカードであるREXカードとリーダーズカードは最大で還元率1.25%と言うリクルートカード以上の還元率を実現しています。
どちらも使用することで貯まるポイントはカードの支払いに使えると言うメリットもあります。
現状あまり知名度が高くないのはP-one Wizやリクルートカードに比べて細かいデメリットが目立つからでしょう。
P-one WizのKyashリアルカードへのチャージがキャッシュバックの対象外となったため、消去法で発行を検討してもいいレベルにはなっています。
月の支払い2,000円/1,000円ごとにポイントが発生すると言う計算方法
REXカード | リーダーズカード | |
ポイント発生単位 | 2,000円 | 1,000円 |
ポイント | 25ポイント(1.25%) | 11ポイント(1.1%) |
Jデポ還元率 | 1500ポイント=1500円 | 1400ポイント=1600円 |
REXカードは月の支払い金額2,000円ごとに25ポイントのREXポイントが貯まります。
リーダーズカードは月の支払い金額1,000円ごとに11ポイントのREXポイントが貯まります。
メリットは100円未満の買い物でも合算が2,000円/1,000円以上であればポイント還元の対象になること。
デメリットは最大で1,999円/999円分のポイントが対象外になる可能性があることです。
月の合計からポイントが発生するリクルートカード形式と、会計ごとにポイントが発生する一般的なクレジットカードの中間のような算出方式で、まさに一長一短。
とは言え端数を出さないために買い足しなどをするのは本末転倒なので、気にしないのが一番かもしれません。
一見するとリーダーズカードの方が還元率が低いようですが、カードの支払いに使えるJデポへの還元率はREXカードよりリーダーズカードの方が上回っています。
Jデポに交換する場合はリーダーズカードの還元率は1.25%を微妙に上回ります。
ポイントの最低利用可能ポイントは1,500/1,400ポイント分から
REXカード | リーダーズカード | |
最低利用可能ポイント | 1,500ポイント | 1,400ポイント |
この最低利用可能ポイントがREXカード/リーダーズカードの最大のデメリットで、1.25%の還元率を完全に活かしきることができません。
どちらのカードもポイントを『Jデポ』に交換することでカードの支払いにあてることができるのですが、請求時に自動的に1%オフになるP-one Wizの方が使い勝手が圧倒的に上です。
同じJACCSの日本盲導犬協会カードのラブリィポイントは1,000ポイントからJデポに交換できることを考えると、やや見劣りします。
Kyashリアルカードへのチャージが可能
現時点でREXカードとリーダーズカードはKyashリアルカードへのチャージを制限しておりません。
Kyashリアルカードへのチャージ元としては、リクルートカードに比べて若干デメリットが目立つ気もしますが、実用範囲です。
価格.com内で使うことで還元率1.5%に
5万円以下の買い物ではKyashリアルカードを通して使った方がいいのですが、高額商品を買う時などは心強い還元率です。
REXカードとリーダーズカードの機能比較
以下に比較をまとめておきます。
REXカード | リーダーズカード | |
ポイント発生単位 | 2,000円ごとに25ポイント | 1,000円ごとに11ポイント |
ポイント | 25ポイント(1.25%) | 11ポイント(1.1%) |
Jデポ還元率 | 1500ポイント=1500円 | 1400ポイント=1600円 |
最低利用可能ポイント | 1,500ポイント | 1,400ポイント |
利用可能金額までに必要な支払い額 | 1500/25*2000=12万円 | 1400/11*1000=12万7,272円 |
年会費 | 無料 | 初年度無料、2年目以降2,500円(年間30万円以上の利用で無料) |
リーダーズカードはポイント発生単位に無駄が出づらいと言うメリットがありますが、年間30万円未満の利用額だと年会費がかかるのがネック。
REXカードは最大1,999円の機会損失を許容できるならまずまずの性能です。
電子マネーへのチャージをウリの一つにしているため、Kyashリアルカードが無効になる可能性はやや低い気も。
リクルートカードの抑えとして発行しておくのはありだと思います。
JACCSの管理画面は非常に使い勝手が悪い
まずログインする前のパズル認証が2つ。
キーボード派にとっては不倶戴天の敵で、これなら二段階認証の方がまだ手間的にマシです。
ログイン後も非常に前時代的なUIで、利用明細が反映されるのもかなり遅め。
正直この一点だけで利用をためらうレベルなので改善してほしいですね。