Kyashリアルカードはリクルートカードで二重取り可能、P-one Wizは改悪で対象外に
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- リアルカードとバーチャルカードの比較
- 利用金額の2%がkyash残高にキャッシュバック→改悪で1%に
- 月額制などの継続的な支払いには利用不可能
- 1日/1回あたりの利用限度額上限は5万円/一ヶ月間の上限は12万円/1枚あたりの上限は100万円
- カード上限額100万円が近づくと再発行を促される
- アプリにリアルカードとチャージするクレジットカードを登録する方法
- 暗証番号がなくても普段の買い物には問題なし
- P-one Wizでの使用が対象外に
- リクルートかんたん支払い、楽天ペイでは三重取り可能
- 各クレジットカード会社がチャージ時のポイント還元をなくすのは時間の問題?
- 二重取りがなくなってもある程度メリットがある
- 利用する場合はGoogle PayでのQUICPay支払いがおすすめ
Paymoのサービス停止により割り勘アプリとして確固たる地位を築いたKyashですが、『リアルカード』のリリースは大いに話題を呼びました。
既存のクレジットカードや電子マネーに比べてどのような優位性があるのかをまとめてみました。
リアルカードとバーチャルカードの比較
今までもKyashは『バーチャルカード』と言うアプリインストールで発行できる仮想カードを発行していました。
カード番号が発行されるので、オンラインでの決済や割り勘には使えるのですが、カード読み取りが必要な実店舗で使えないのがネックでした。
こちらを解消したのがリアルカードと言うことですね。
なお、バーチャルカードもリアルカードも、チャージ元に設定したクレジットカードからのキャッシュバックの仕様は同じです。
ネット上の決済でのみ使えるバーチャルカードに対し、リアルカードはネットでも実店舗でも使うことが可能。
1日あたりの利用金額もバーチャルカードの3万円に対してリアルカードは5万円と、リアルカードが上位版になっています。
利用金額の2%がkyash残高にキャッシュバック→改悪で1%に
チャージにはクレジットカードが使えるので、リクルートカードでチャージすればリクルートカードのポイント還元率1.2%と合わせて還元率2.2%になります。
P-one Wizは2018年11月以降はKyashへのチャージがポイント還元の対象外になりました。
2019年10月からキャッシュバック額が1%に改悪されることになりました。
モバイルSuicaへのチャージが改悪
2019年2月3日からモバイルSuicaへのチャージが金額に関わらず対象外になりました。
Pasmo圏の人の肩身を狭くする原因の一つでしたが、これで胸を張ってPasmoを使えますね(?)。
モバイルsuicaのチャージは毎月第1日曜日にアンドロメダカードを使ってチャージするのがおすすめです。
デビットカードでもチャージ可能
デビットカードの還元率は貧弱なことが多いので、未成年者などのクレジットカードを発行出来ない人には嬉しい仕様です。
電子マネーへのチャージは対象外
もし電子カードへのチャージも対象だったら、リクルートカード→Kyash→おさいふケータイの楽天Edyチャージができたなら還元率は1.2%+2%+0.5%=3.7%。
還元率は魅力的なものの、手順が面倒すぎるのでできなくて良かったような気もします。
月額制などの継続的な支払いには利用不可能
- 毎月の継続的なお支払いや、自動更新手続き(契約)が発生する加盟店などでご利用いただけません。
- 公共料金/電話料金/衛星放送・CATV視聴料/インターネットプロバイダー利用料/WiMAXサービス利用/新聞購読料(電子版含む)/保険料/レンタルサーバ/ウオーターサーバ定額サービス/通信教育/各種月会費など
実質的に電子マネーの代替であると考えると分かりやすいですね。
継続的な支払いに使うのは相変わらずP-one Wizがベストの選択肢と言えるでしょう。
1日/1回あたりの利用限度額上限は5万円/一ヶ月間の上限は12万円/1枚あたりの上限は100万円
2018年9月18日以降、リアルカードの1日あたりの制限が5万円に緩和されました。
ある程度の品物であればスマートフォンや家電などの買い物にも使えるようになり、利便性が向上しました。
アンドロメダカードなど特定の日付の還元率が高くなるタイプのカードはまとめてチャージしてしまうのも手です。
なお、一月あたりの上限に近づいてもアプリ上やメールでの警告は一切ないので注意が必要です。
また、月末に前月のキャッシュバック分が付与されますが、上限の12万円が近いとキャッシュバック分も使えなくなることには注意が必要です。
カード上限額100万円が近づくと再発行を促される
カード一枚あたりの利用限度額100万円が近づくとアプリに警告が表示されます。
100万円-12万円=88万円超えで再発行を促されます。
再発行申し込みから手元に届くには最大で2週間ほどかかるようです。
1ヶ月の最大チャージ額を考慮して警告が届くので、警告が届いてからの申込みでタイミング的には問題ありません。
アプリにリアルカードとチャージするクレジットカードを登録する方法
届いたリアルカードに同梱されているQRコードのリンク先にリアルカード有効化の手順が掲載されていますが、長すぎて読む気がしないのでとりあえずKyashのアプリを立ち上げます。
『リアルカード有効化』から届いたリアルカードの情報を入力。
セキュリティコードはありますが、暗証番号が存在しないので店舗によっては使えないことがあります。
続いてリアルカードに紐づけてチャージをするクレジットカードを登録。
Visa/Masterのみの対応なので、JCBブランドのクレジットカードを発行している人は注意が必要です。
予めチャージをしなくても、利用時に自動でチャージをしてくれます。
届く前はプリペイド形式だと思っていたのですが、これは楽でいいですね。
カードの紐づけは24時間ごとに一枚
リアルカードのチャージ元には複数のカードを設定できますが、24時間ごとに一枚まで追加可能と言う制限があります。
暗証番号がなくても普段の買い物には問題なし
現状以下の場所では問題なく使えています。
実店舗
ネットショップ・通販
- Amazon
- ヨドバシ.com
- 楽天
使えなかったのはじゃんぱらの実店舗と自動券売機での定期券購入くらいですね。
P-one Wizでの使用が対象外に
Kyashリアルカードのリリース直後はKyashのチャージもP-one Wizでの割引の対象でしたが、10月から無言で改悪されました。
利用明細のキャッシュバックの欄が空白になっています。
改悪は時間の問題だとは思っていましたが、公式からなんの音沙汰もなしに改悪されたことは残念です。
気づかずに使い続けていました…。
リクルートかんたん支払い、楽天ペイでは三重取り可能
リクルートかんたん支払いや楽天ペイにKyashリアルカードを登録すると、Kyashのキャッシュバックとクレジットカードのポイントに加えて、リクルートポイントや楽天ポイントが貯まります。
楽天ペイは対応の店舗は多くないのですが、ローソンで使えるので、dカード付属iDに並ぶ強力な決済手段になります。
ネットの予約に限りますが、SMT(松竹マルチプレックスシアターズ)メンバーズは楽天ペイが使えます。
リクルートかんたん支払いはSMT(松竹マルチプレックスシアターズ)メンバーズに加えて、ホットペッパービューティーでも使える上にリクルートポイントが貯まるので、少なくともネット上では楽天ペイよりも使いやすいと思います。
各クレジットカード会社がチャージ時のポイント還元をなくすのは時間の問題?
各社がこぞって電子マネーチャージ時のポイント還元率を改悪する中、これだけ話題になったKyashリアルカードがその改悪を免れるとは思えません。
今後何らかの対策が取られる可能性は高いと思いますが、その時には公式からアナウンスがあると思うので、当面はP-one Wizまたはリクルートカードを紐づけていて問題ないでしょう。
アナウンスなしにP-one Wizのポイント還元が改悪されました。
二重取りがなくなってもある程度メリットがある
Kyashリアルカードは100万円が上限のプリペイドカードのようなカードです。
紛失してもアプリから簡単に停止できるので、紐づけ元のクレジットカードは安全に保管したまま利用できると言うメリットがあります。
クレジットカードの代替品を気軽にスマホケースに忍ばせておけて、二重取りがなくなっても還元率が2%と考えると、少なくとも安全面でのメリットは大きいですね。
また、利用履歴は即座にアプリに反映されるので簡単な家計簿代わりとしても使えます。
利用する場合はGoogle PayでのQUICPay支払いがおすすめ
2018年10月からGoogle Pay経由でQUICPayでの支払いが可能になりました。
Google Payで支払うことでGoogle Playのクレジットが抽選でもらえるのですが、この当選率と還元率がなかなか高めに設定されています。
FeliCa搭載のスマートフォンを使っている人は極力Google Payで支払うことをおすすめします。
通常のクレジットカードに比べて決済時間が遅い時期が長く続きましたが、2019年8月9日頃から改善されました。
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この投稿へのコメント
p-oneは対象外になっているみたいですよ
マニア様
情報ありがとうございます。
明細を見直したら10月分から対象外になっていました。
気づかなかったので随時情報修正します。